全国43人の加治屋ファンのみなさま、
そして全国1500人の清水ファンのみなさま、こんばんは
最近何かと絶好調の加治屋です
今回はブラックプール体験記をお伝えします
ドイツのフランクフルト空港からイギリス・マンチェスター空港まで飛行機で約2時間
そこから全英選手権の開催地であるブラックプールまで電車で移動しました。
前回まではタクシーで移動していたのですが、時間的にそんなに変わらないのと、料金がかなり安くなるので
今回から電車移動にしてみました
始発から終点までなので座れますしね
電車に揺られること1時間半、風の強いブラックプールノース駅に到着。
そこから宿泊予定のフラット(日本で言うアパートみたいなところです、キッチンがあるので自炊できます)まで徒歩10分
しかし今年は本当に風が強く、キャリーケースもあるせいでなかなか前に進めず、フラットに着くころにはもうヘトヘト・・・
フラットのオーナー夫妻も「風強いね!珍しいね!!」と連呼していました
目の前が海の地元の人がそう言うぐらいですから、今年はよっぽどなんですね
さて今年はブラックプールに8泊しました。
到着日の二日後にプロ・ライジングの試合があり、中4日はさんで本戦。
(結果はライジング2次予選、本戦1次予選と散々でしたが・・・)
実は全英選手権って、試合以外はかなりヒマなんです
そりゃ練習行ったり、他区分の試合観戦に行ったり、他の先生方とお食事に行ったり、お土産見たり、ゲーセン行ったりとやることはあるのですが、
ドイツに比べるとあくびが出ちゃうくらいのんびり
しかも風が強すぎて、体調絶不調中の加治屋は街を歩くだけでグッタリ
予定の無い時はフラットでニートしていました・・・
ちなみにドイツでも夕方以降はほぼニート生活でした・・・
そんな廃人寸前の日々を過ごしていたら、当然良いダンスなど踊れるワケもありません
と、帰国してから気づきました
だってダンスの感覚は良かったんだもの
でも試合の後、OBの先生何人かから「オーラがない」みたいなこと言われてめちゃんこショッキング
体調不良は置いといて、イギリスでは長い時間を2人だけで生活していたので
変に精神が落ち着いてしまっていたのは確かです。
それをはっきり自覚したのは、加治屋組の師匠でもある桑原先生たちとの食事会でした。
本戦の前日、なぜかスタッフの先生方との食事会に混ぜてもらうことになり、
ちょっぴり緊張しながらの食事会でしたが、解散した後、気分がとてもスッキリしていました。
元来加治屋組は人見知りで、特に大人数の中に入るとあまりしゃべらなくなる習性があります。
この食事会でもその習性を遺憾なく発揮していたのに、です。
本当に不思議です。
普通に考えるなら疲れるはずなのに、逆に元気になってしまった・・・
いや食事会自体はすごく楽しく、師匠たちのスマートな食事会の進め方に心あらわれていたので
恐縮ですが大変満足できたのですが、日本では目上の方と食事会に行ってここまで元気になったことがなかったんです。
やはり人と会うということは、とても意味のあることなんだと痛感しました。
加治屋は人との縁をすごく大切にしています。
もちろん離れて行く人もいますし逆に自分から・・・もありますが、極力その人との縁を大切にしようと心がけています。
桑原先生たちとの食事会は、その縁がもたらしてくれた、ひとつの奇跡でした。
人はひとりでは生きていけない、と耳にすることがあります。
本当にそう思います。
自分という人間を形成できているのは、自分自身が作りだすものではなく、他人との関係性であると信じているからです。
なぜなら僕はダンサーで、表現者ですから。
自分の心が貧しければ、表現などできません。
できると思ってもそれは、ただの自己満足にすぎません。
心豊かに生きる
帰国後僕がポリシーにしている言葉です。
言うのは簡単ですが、実行し続けるのは大変難しいです。
だって人と自分を比べた時点で心豊かではありませんから。
自分は自分なんです。
その自分を高めていけるのも、また自分なんです。
これに気付くのにずいぶん時間がかかりましたが・・・
今回のブラックプールではとても大切なことを教わりました。
心豊かに生きていけるよう、これからも人との縁を大切にしていこうと思います。
・・・今回はエライまじめな締めになっちゃいましたが、一番意味のある留学だったと思います。
桑原先生を始め、スタッフでもないのに食事会にいた僕たちを楽しませてくれたスタッフの先生方、
本当にありがとうございました。
(でもぜったい桑原先生そこまで考えて誘ってないよなあ・・・ま、結果オーライ!!)