①のつづきです引き続き加治屋がお届けします<m(__)m>
ステキな衣装に着替え、次はメイク室へ。
僕は他のプロの先生方より少し遅れてメイク室へ向かったため(衣装がステキすぎて泣いてたワケじゃないですよ)
メイク室前で自分の順番が来るのを待っていました。
しばらくしてほぼ一斉に先生方がでてきました。
こ、これは!!
わたくし、唯一似合わないというか、目も当てられない髪形があるのですが
先生方はその髪形をしていました。それは・・・
ザ・7・3分け
まずいです非常にまずいですダメなんです
僕の父親は7・3分けなのですが、同じ髪型を僕がしたら間違いなく両親から「どちら様ですか?」と言われるレベルです。
似合わないとかいう次元じゃないんです
しかし横浜一のイケメン、きっと似合うはずと意を決してメイク室へ突入
ヘアーセットはまだ待たなくてはいけなかったので、先にメイクをすることにしました。
といってもただドーランを塗るだけ
当時(昭和20年ごろ)はメイクなんてなかったみたいで、能面みたいな顔ができあがりました。
(普段メイクされてる女性の方々はキツかったでしょうね)
ヒゲも剃ることになり、実は大学3年生から一度もカミソリをあててこなかったアゴヒゲを断腸の想いで剃り落とし
「あーお相撲さんの断髪ってもっと感慨深いのね」
と勝手な想像を張り巡らし、いよいよヘアーセットへ・・・
メイクさんの前に座り、朝早くから頑張ってらっしゃるメイクさんを和ませようと
「カッコよくしてください」
と言ってみました。そしたらなんと・・・
マジギレ
「時代背景に合わせた髪型にするんです!カッコイイとかじゃないんです!ちゃんとやって下さい!!」
ずいぶん大人になったと思ってたのにこんなに怒られるなんて
その場で泣き崩れそうになりました
そんな僕の想いを載せて、ヘアーセットはどんどん進み、ついに夢の7・3分けが完成しました。
・・うん!やっぱり目もあてられない!!
メイク室を出ると大爆笑の中心に僕はいました。
今までの人生で一番笑いを取った瞬間でした。
・・・ぜんぜん嬉しくなかったけど。
写メを取られ、「世にださないで!!」と懇願していたら、気づけば僕は猫背になっていました・・・
社交ダンスのプロなのにすごい猫背でした
そこらへんの猫よりはるかに猫背でした
この時点でまだ8:30・・・
収録終わりは22:00・・・
途中SSSの兼子さんのDVD撮影のため一旦抜けるのが16:00・・・
やばい、もう帰りたい。
③へつづく